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planet earth : blue planet 2  ft.radiohead ”Bloom”

 

大好きなradioheadのbloomがアレンジされて、(そもそもこの番組のファーストシーズンの作品によってインスパイアされた曲なのだけど)わたしの大好きな映像と一緒になって、感激です。

日本でも早く放送されるといい。

 

 

わたしは子供の頃から自分がよくわかっていて、今まで自分探しなんてやったことありません。

子供のころ得た自我は、自然から教わったものでした。

 

露のひとしずくに全てがあるといったのはブッタでしたっけ、シェイクスピアでしたっけ。

宇宙のすべては細部に宿り、それは自然の中にあるということを、自我として自覚したのが孤独な子供時代だったのです。

 

 

その頃から、人は嘘をつくと知っていました。

だから、嘘をつかない自然や、自然に近いもの、動植物が、わたしの自我を育てる教師でした。

人は何をどう言っても、真実に近づきがたい生き物なのです。

私は真実に近いところに居たかったのです。

 

 

大きな空の下、大きな海原で、わたしの自我はどんどんはっきりしてゆきました。

 

シュタイナーの言う、自我の根源です。

 

大人になってからは、その根源に近づいたり、離れたりしています。

常にそこにたどり着きたいと願うことを、この頃忘れていました。

人間のせいです。

 

 

わたしの表現する芸術はこの根源から生まれます。

だからここへたどり着けないと死ぬのです。

 

わたしの大好きなアーティストがこの映像、青い惑星の姿から影響を受け作品を生み出したことに感激したし、私もそうあるべきだと思う。

 

bloomの歌詞を載せておく。

 

 

Open your mouth wide
The universal sigh
And while the ocean blooms
It's what keeps me alive
So why does it still hurt?
Don't blow your mind with why

I'm moving out of orbit
Turning in somersaults
A giant turtle's eyes
Jellyfish swim by


 

 

自然の感じ方は人それぞれだけれど、私は海こそが自然の源だと思っている。

 

毎夏、私は海へ必ず潜って(ダイビングではありません)目を開き、口を開け、ほんの数秒ですが、私の命をそこで投げ出します。とても静かで孤独で、弛緩します。

すると、本当に生まれ変わったようになって、大地に戻るのです。

その数秒で、この惑星の記憶と一つになるようなのです。

そんな体験を子供の頃からしていると、宗教や哲学はすべて後付けになるのです。

 

 

それが年々難しくなってきている。海までが遠い。

本当に死ぬのかもしれない。というより、肉体がいらなくなってきているのかもしれない。

 

 

このBBC放送の番組は、最近のこの惑星の海を撮影して制作されたものなので、新しい記録、新しい報告なんでしょうね。

数十年前の映像作品群とはそこから発見されるメッセージが変わっているでしょうか。

 

数ある環境破壊は全部海へ流れ着くのです。

愚かで傲慢な人間の行いを、この宇宙のエーテル体はいつまで許してくれるでしょうか。

 

 

 

これから長雨が関東地方は続くようですが、この雨一粒に宇宙があるのだと感じながら生きてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

| 観る | 23:05 | - | - | pookmark
ダヴィド・ラーゲルクランツ「蜘蛛の巣を払う女」上下

 

2015年12月に日本で出版され、先月文庫版が出版されました。

スティーグ・ラーソンのミレニアムシリーズ第4巻ですが、とても面白かったですし、私にとっては、ミカエルとリスベットにまた出会えてものすごく興奮し、楽しみましたよ。あ、書いてる人はスティーグ・ラーソンではありませんよ。

 

ミレニアムシリーズは毎回一気読みです。

寝不足でもなんでもフラフラになっても読むのがやめられない。

 

 

このミレニアム4、賛否両論ですね。

 

でも、否定される方々の言い分は、スティーグ・ラーソンと違う、とか、エンタメすぎる、とか、よくある展開、とか、なんかちょっとオタクの不満なんですね。

 

なので、オタク以外の方々は楽しんでいいと思います。

 

 

 

・・・・・わたすもオタクっちゃオタクなんだけども・・・・・・

 

 

 

ミレニアムシリーズの面白さって、すでに前作で確立されてるので、仮にこれがラーソン版でも、マンネリ感は否めなかったかと思う。

有名なところでは、「風と共に去りぬ」も、別の作家が続編を書き、大層な部数が売れて、世界中の人に今や普通に読まれているわよね。それでも原作者の物語の方が評価が高い。

 

でも、評価云々より、その物語が購入されて読まれてるってところが重要よね。

 

今や、読書や映画を始め、エンターテイメントにお金を払うって感覚、10代の子たちには薄いわ。

 

だから、この第4巻も、前作からの読者が引き続き読みたがって、皆それぞれに楽しんだってことよね。

 

 

ミソジニー(女性蔑視、女性嫌悪)、反極右、つまり傲慢な人間の存在を徹底的にやっつける主人公たちに共感するからこその、世界で数千万部のベストセラーってことになる。

 

 

ラーソンが前作を書いたのが2004年ごろです。

今から13年前です。

世界中でまだ、極右思想で女性蔑視の首相や大統領が生まれています。

民主的な方法で選ばれてるんですね。

絶望ですよ。

怖いですよ。

 

 

ラーソンがこの本を書いたきっかけは自身が15歳の時の体験がきっかけだそうです。

集団レイプを目撃したが、助けられなかった。

翌日、被害者の少女にそれを謝りに行ったが、突き放されたと。

その被害者の少女の名前が、リスベットだったそうです。

実在のその少女が、この物語を読んだとしたら、どう思ったでしょうか。

 

ラーソンの死後は、続編の草稿を含めた遺産の行方が話題になりました。

結局、遺稿は公開されていないまま、新作となりました。

その辺のあらましは別に知らされなくてもいいのかもしれませんが、すっきりしません。

「ミレニアム」誌で公表されてほしいぐらいですね!

 

ラーソンの死の疑惑も疑惑のままです。

ジャーナリスト、という言葉が、なんだか死語になりそうな昨今です。

 

ネットの普及のおかげで、どんどんプロが消えてゆきます。

プロがいなくて素人ばかりでは、社会のクオリティが下がる一方、そしてその社会のギャップから暴力が生まれてくる。

いいもんじゃないです。

 

 

 

 

強者に痛めつけられた弱者にさえ責任を求める社会。

レイプ被害者にも落ち度があると責める社会。

子供をレイプしても、同意があったと訴訟を起こす囚人と弁護士。

 

「被害妄想を抱く人間の方が健全。そんな世界だ」という言葉が今作に出てきます。

ネットでの監視社会を揶揄するセリフ。誰が誰を監視しているんでしょうか。

今は犯罪の(加害者の)責任転換がフェイクニュースだの、印象操作だのといった都合の良い言い草でされています。

ニュースの世界だけでなく、一般的によくあることではないでしょうか。

 

私はミレニアムシリーズに出てくる犯罪者がモンスターだとは思いません。どこにでもいる人々だと思います。

リスベットはスーパーマンだと思いますけど。

 

昔、水戸黄門てドラマありましたよね。

日本人、みんな大好きでした。

私も好きで見てました。

 

三匹の子豚や赤ずきんちゃん、桃太郎、悪者がちゃんと罰を受けるのがまっとうで、悪者にも理由があったから許して、というのは人々を不安にさせるだけです。(ちなみに現代の抗不安薬の使用は過去に例を見ないほどだそうです)

 

黄門様の印籠が今や通用しない時代です。

リスベットの活躍を喜んでも、いいじゃないですか。

 

今回は、あの悪魔のお父っつあんの死後を引き継ぐ女が出てきます。

そしてその存在は「次こそは!」と吠えています。

今年の夏に、この続編、ミレニアム5になるのかな、の、英語版が出版されました。

日本での出版はいつになるのでしょう。

 

楽しみね。

 

 

ちなみに、ドラマ版も私は大好きなのですが、あの素敵なミカエルを演じた俳優さんは、6月に亡くなられていました。

こちらはもう続編は無理かなと思います。

アメリカ版の映画すら、私見てません。

イメージって大事です。

でも、近いうち、見てみようかな。

 

 

 

 

| 読む | 16:49 | - | - | pookmark
倉本聰「獨白」北の国から ノーツ

2011年3月に行われた倉本聰の講演を記録したもの。

北の国からについての内容ですが、やすらぎの郷ファンの方も面白く読むことができるでしょう。

 

 

私はもう、何回も北の国から見てますから、セリフを読めばどんなシーンかすぐに思い浮かべられます。

そしてやっぱり、杵次の馬と、蛍の空知川疾走で、号泣するのです。

 

倉本さんはご自身が書かれている作品の主人公たちのように、完璧な方じゃないんですよね。

強気発言があったりしますけど。なのでトークも面白いです。

北の国からの裏側が知ることができる、興味深い本でした。

ここからやすらぎの郷へ通じる部分も多くあって、倉本聰自身の物語が大変面白いのだなと。

 

 

 

私たち家族も、都会から山奥へ移住したのですが、北の国からの影響がなかったとは言えません。

 

この本の中にもあったように、天災が来た時、都会にいるよりは慌てないだろうなという実感はあります。

 

子供に暗闇やたき火や流れ星のある環境を与えてあげられたのも良かった。

人間が鉱物、植物、動物と切り離せない存在であることも。

 

 

 

 

けど、もうそろそろ、あたくし五郎になりそうよ!!!

 

 

純と蛍が巣立った後の五郎よ。

 

 

五郎になったらもう体力勝負よ!!!!

 

 

 

 

倉本さんの生き方は良かったわよね、都会で稼いで田舎で暮らす。

見習いたいわね、もう遅いかしら。

 

 

 

 

 

| 読む | 15:12 | - | - | pookmark
高村薫「土の記」

高村薫さん、ファンになってからもう何十年経つのでしょう。

 

相変わらず、読み応え十分な作品でした。

 

まるで本当に土の記。

 

何もかもが手に取るように感じられる文章、世界。

 

これぞ文学、の醍醐味。

この文章を今どれぐらいの人が読みこなせるのだろうかな、と思いました。

みんな短文や素人文に慣れちゃってるだろうから。

そういう私も素人なんですが!

 

 

許せ!

 

 

 

この小説の始まりは一人の爺さんが、夢と現を行ったり来たりするところから始める。

 

夢は過去と混じり、現は未来を見せない。

 

主人公の周りはひたすら湿っている。

自然の多い場所に住んでいるとそれはすごく実感として感じる。

この集落感、わかりすぎるぐらい私にとっては現実。

今回は、山村部からの告発ですか?!とつい穿ってしまいました。

 

 

 

土は死骸でできている、その観念は私もずっと抱いている。

私の2013年の個展でのステートメントでも、その言葉から始めている。

https://www.bigcatssleep.com/%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%96text/


私たちは日常忘れ去っているものの上に生きている。

 

 

 

高村さんの小説は声高に社会情勢を憂いたり、思想を垂れ流したりするようなものではなく、観察者の報告書のようなものに感じる。対象にどっぷりはまり、一体化するが、冷徹な距離感を保ちながら観察をし、我々に報告をする。

社会学者のようないやらしさはないのが小説家たる所以なのだけれども。

だから、高村さんの作品を読んで「だから何?」っていう人も多いと思う。

 

 

地震や津波、土砂崩れ、殺人、戦争、虐殺、こうした社会現象はいつも数字で私たちに伝達される。

何人死んだ、何人が加害者で、いつ、何時に、どこで。

 

だから、忘れる。

 

自分の子供が理不尽に死んでしまった親は、そのことを忘れられるだろうか。

 

そして、その数字を忘れることへの社会的な意味、社会的な責任、つまり私たちが忘れてしまうことについての自覚を問われる。

 

 

高村作品にはそういった視点がいつもある。

一人の人間の視点。

一人の人間の手元を描き、さらにそれが世界の全てになって行くような。

 

 

この頃の作品の終わり方がそっけないというか呆気ないというか余韻がなく終わるのですが、それでもずっとずっと頭に残るのね。

そこがすごいのね。

 

 

長く高村小説を読んでいて、小さい犬の名前が「モモ」っていうのでちょっと噴いたんですが、そういうちょっとした表現が面白いのよね。

爺さんの食事風景とか。

その娘と孫とか、義理の妹とかの描写がね、高村さんてほんと、女らしくないっていうか(笑)

 

 

 

この主人公の思考が私にもすごくよくわかるのね。

私も実はもうやばいんじゃないかって焦ったわよ。

似たような日々送ってるからね、まあ、オムツは替えてないけど。

 

 

文藝春秋WEBでこの本のレビューがあって、やっぱりうまく伝えてくれてるなと思いました。ご覧くだされ。

http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/2125?page=2

 

 

秋の読書にもってこいですよ。

 

 

 

 

| 読む | 21:30 | - | - | pookmark
モリッシーのニューアルバム

出ますね。

 

詳しくはよそのレヴューhttps://rockinon.com/blog/miyazaki/167186fr 

でご覧ください。

 

 

 

ばあさん適当だな。

 

 

・・・・・。

 

 

 

本当に、タイトルだけで幸せにしてくれるのはモリスィだけ。

 

 

 

モリッシー。

歌うことをやめないのね。

 

 

 

いっそ、作家になってくれとか、作詞のみでいよ、とか、真剣に思ったりするんですけど、ファンの気持ちなんてカンケーないですから。いいんです、そのまま歌い続けていてください。

 

 

あ、モリッシー、ツイッタ始めたのよね。

 

頑張って、モリ。

 

 

 

 

今日、希死念慮、と言う言葉を知りましたよ。

 

某有名アニメの原作者の方がお亡くなりになって、その方のツイッタを見てたりしてたらね、希死念慮ってさ。

心理学用語のようなので、その方はちゃんと精神科などで治療を受けていたそうよ。

 

その方のアニメはね、好きじゃなかったしむしろ嫌いでした。

げっそりするほど嫌いでした。

 

でも、なくなってしまったので嫌うのもなんです。

 

 

でもってだから、その方のご冥福を祈った後、希死念慮ということにとりつかれた1日でしたのよ。

 

 

本当に、死にたがってる人間にかける言葉なんて見つからないもんです。

実際、死ぬ計画立てて準備しちゃってたらやめろやめろって服の裾掴んで絶叫してもいいんだろうけど、ああ、死にてええ、死んでしまいたい、もう死ぬ、とか言って結局のところちゃんと生きてらっしゃる方々(俺含む)にかける言葉なんて何にもないんですよ。

 

でも、心理療法士さんとか、スピの人とか、なんのかんのと生きる理由とか、気を散らす方法とか教えてくれるよね。

直接教えてもらったことないけどさ。

あとは薬で気持ちアップ!!!

とかさせるしかないよね。

あと大量の現金は一定の人々には強力な効果があったりするわよね。(俺、俺)

 

 

私は今日1日、the smiths 三昧でしてね。

 

でも、 i know it's overが意外とポップでね。死ぬ気にならない。

ジェフ・バックリー版では死ぬしかなくなってくるけど。

 

で、アルバム「meet is murder」収録の well i wonder を聞くとね、ヒャッハー!な感じで希死念慮に襲われるので不思議です。

 

 

モリッシーのニューアルバム、ちゃんと聞いてからでないと死ねないわね。

11月リリースよ。あたくし、ちゃんとCD買いますわよ。

 

 

そうこうしてたらさ、ブレイディみかこさんがモリシーの本出してて笑っちゃったわ!!

 

フゲー!

 

この2017年というのにモリシー評伝出版するなんてっ。

しかもこの表紙絵どなたが描いたんでしょう(笑)もう、どヒャヒャヒャなファン愛が溢れているイラストよ!

 

今あなた2017年よ!それでこの愛よ!!!

どんだけなの。

 

 

 

内容は読んでございません。

 

近いうち読みます。

 

 

ブレイディさんの文章は所々で読んでいます。

 

なんだか余裕な人生を送っているように見えるのは間違いでしょうか。

 

モリのファンだったなんて知りませんでした、いや、言ってたかもしんないけど忘れてた。

ブログがあるようなのでそれもいつか読んでおきます。

 

私のように首から下切れてるような人間にしてみると、みかこさんの生き様は羨ましい。

あっち行ったりこっち行ったりして見たり聞いたり考えたり。

 

 

いいね。

 

 

 

 

 

 

 

| 聴く | 23:18 | - | - | pookmark
土井善晴「懐かしごはん」

数ある料理本でも、土井先生のはハズレがありません。

 

ハズレる、というのは、作ってみてなんじゃこりゃなレシピのことです。

 

料理が得意ではない人、正直味がよくわからない人ならどんなんでもいいでしょうけど。

作ってみてなんじゃこれなのは結構いっぱいあるんですよ。

某有名料理番組に出てる人とか、自分の冠番組持ってる人とかね。

でも、土井先生のは大丈夫。

 

土井先生が素晴らしいのは家庭料理を家庭に戻したこと。

 

私の身の回りでよく聞くのは、嫁の飯がまずい、母ちゃんの飯がまずい、いつも同じ料理、云々・・・・・

 

みんな外食に慣れちゃったから、その味が味覚の基本になっちゃってるのね。

おにぎりもね、コンビニの味が本当の味になってるから。

他人の握ったおにぎり食べられないとか、今話題よね。

 

 

土井先生のこの本のレシピは、どれもみんな作ってみたくなる!

ナポリタンなんか即作ったわよ。

美味しかった!

 

 

家庭の味は料理人の味じゃないのよ。

プロの味とは違う美味しさがあるの。

 

でもね、確実においしくないご飯しか作れない人っているんだけれども、それはもう本当にごめんなさいなんだけど。

 

そういう人はね、土井先生のレシピ通り作ってみて。

いい、必ず始めはレシピ通りよ。

 

自分なりにアレンジするからダメなの。

 

最初は土井先生の言うこと聞いて作ってみて。

 

自分で自分の食べるものが作れる、というのは、本を読むと同じぐらい大切よ。

 

とりあえずしばらくはクッキングロボは生まれないだろうし。

 

この季節は美味しいものいっぱいよ。

 

ご飯炊いて、お味噌汁作ってみてください。

 

 

 

| 読む聴く観る描く食む寝る | 18:50 | - | - | pookmark
キャサリン・ゴヴィエ「北斎と応為」

NHKのドラマで、まかてさんの原作の北斎の娘の話がドラマ化されるそうです。

 

こういうヒロインもの、人気が出ると思います。

 

 

私は北斎の娘の存在を知った時はとても複雑な心持ちで、正直面と向かって作品と対峙できませんでした。

それもこれも、自分の抱えるコンプレックスのせいでしょう。

 

でしたので、だいぶ前にこの本を手に取った時もなかなか読み進めませんでした。

翻訳されたことの問題もありましたが。

 

でも、外国人によって、物語化されたものならいいかなと思って読みました。

 

読み終わっても、私のコンプレックスは解消されるどころか酷くなりましたので、存在を忘れ去っておりました。

 

 

画家の娘であることは、それはきっとドラマティックなことでしょう。

誰からも取材はされませんが。

 

とにかく、自分の存在意義を作品によってしか確認できないということは、死を意識しないでいることが難しいのです。

 

 

応為も最後は仏門に入ったそうですね。

私ものこの頃、どんな宗教でもいいので坊さんになってどこかにひっそり身を潜めて死んでいきたいと思うようになりました。

現代では坊さんになってもひっそりは無理かななんて思ったりもするのですが。

 

 

 

 

複雑な複雑な気持ちでまかてさんの小説の所在を遠巻きに睨んできたわけですが、この先も読むかどうかわかりません。

このドラマも観るかどうかわかりません。

ドラマなら大丈夫かもしれません。

応為はアゴな不美人だったそうですが、あおいちゃんは可愛いくかっこいいのでしょう。

誰が好んでブスになるでしょうか。

ブスをやる女優もいますが。それは大層面白い作品になるのですが。(めぐりあう時間たちのニコール・キッドマンとか、モンスターのシャーリーズセロンとか、寺島しのぶの福田和子とか)

あおいちゃんは可愛かったからどうかな。

 

 

 

 

明日の放送、お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

| 読む | 23:11 | - | - | pookmark
映画「チャッピー」

チャッピィぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜~っ!!!!!

 

チャッピーってさ、私、子供の頃からよく使う言葉だったのよね。

 

小学校の頃のクラスメイトの小柄な男子のあだ名もチャッピーだったし。

犬や猫のあだ名とか。

 

やや侮蔑がこもってたわよね。

このチャッピーを使う時には。

あだ名としてのみ使用するというか。

なんでだか知らないけど。

 

だからさ、この映画のタイトル見たときも、ああ、これはB級SF映画だんべ、笑えるんだべ、とタカをくくってたわけさ。

 

ロボッコップの21世紀解釈版かしらね、と思わせる始まりから、「楽しいやつ」ハッピー・チャッピー、からチャッピーと名付けられたドロイド。(ロボット、はどうやら未来にはいないらしい)

 

出演者がでもさ、シガニー・ウィーバー・・・・?納得のインチキくさい演技。

エックスメンの人?あれ?顔ちが?

あ、この人、ミリオネアの人?

ヨーランディのビジュアルがマジですか、ニンジャってなんだよ笑わせんなよ?(追記:このお二方は南アフリカでは人気のあるバンドメンバーで、一応そのビジュアルのまんまでこの映画に出演、美術、楽曲も担当したそうですわよ!うほい!)

あれ、ニール・ブロムカンプさんが監督・・・・

 

あら、AIって最初赤ちゃんなのね。

ヨーランディの母性がチャッピーと名付け、チャッピーに善性を与えてるように見えるけど、母性というよりこれは自己愛ね、こういう母ちゃん(時には男より残虐なことを平気でする)の子供への愛情はほぼ自己愛だものね、でもって、ニンジャの男性原理の果てしない暴力性とアホさ加減がもうすごいわかりやすいわ〜〜

 

んで、

チャッピーがどんどん汚されていく図が耐えられなくなってくるのよ。

ここで私、コーヒー淹れに台所にちょっと引っ込んだぐらいよ。

この、悪への嫌悪感、倉本聰の脚本でもよく出てくるのよね、というか、倉本聰ってなんであんなに人間の嫌なところ描くのうまいのかしら!そしてその嫌な人間の落とし所がさ、これまたなんとも言えんの。

チャッピーの汚れもまた然り。

 

 

そして、一番の穢れはムース父ちゃんね!!

ンマー本当に、こんなおっさん(にいちゃん)いっぱいいるわよね!!

くそやろうよね!!!

なんか色々ともぎ取ってやりたくなるわよね!!

 

 

でもって、こっそり嫌な人間がディオンさんなんだけど。

 

こんなディオンさんのような人間をよくご存知であろう、ジーニアス・スティーヴン・ホーキング博士は AI否定派。

今朝の記事https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170912-00010004-flash-entでは人間は100年後に滅びると予言されてたわ。

ご神託よ、みなさん、そこらへんのギリギリスピな方々のつぶやきと比べないでよ、博士のは本当にご神託よ、しかもセミナー1時間数万円も獲ったりしないわよ、タダでご神託よ!!!!

 

 

つい最近、チューリングさんのことを知ったのだけど、彼が「脳を作る」と宣言してからまだ100年も経ってないのだけど、もう既に人口脳が人間のコントロールの効かない域へ行き始めてるわよね。

 AIは結果(結論)は出すけど、その過程は証明できない、とかさ。怖いわよ。

サイコなばあさんに「あんた社会不適応」と言われて給料取り上げられるのと同じぐらい酷いわよ。

 

もともと、どんな機械であれ、特定の人物が来ると動かなくなったりとか、相性があるのよ。

触ってるだけなのにすぐ機械壊す人とか(あたくし)

 

動くものには全て魂が宿るんじゃないのかしら。

長く使われてきた道具は妖怪になる、という鳴釜という存在(思想)は我が国に馴染み深いし。

鉄腕アトムもいるしね。

 

 

長くなったけど、だからこそ!

 

 

チャッピーが可愛くなるのよ!!

 

いいヨーランディになるのよ!観客わ!

(いいヨーランディは生き返り、悪いヨーランディは死ぬのです)

 

 

 

にしてもさ、いろいろ切羽詰まって胸いっぱいの時にさ、ニンジャのおっさんが「テンション」て書いてある赤いズボン履いて一人切なくなってんだわ、なんだよあれ(笑)あのズボン買ったの上野か浅草だろ?

 

 

 

1977年に2001年宇宙の旅の第1刷が日本で発売され、その時、みんなハルにびっくりだったのよね。さすがSF!とかいう感じで。

よくわかんねー、とか。

よくわかんねー映画=キューブリック、とか、あったわけさ。

あたいはよくわかったわよ!

 

そして2015年にこの映画が作られて、ロボットが未来からいなくなって、ガンダム(ムース)まで吹っ飛ばされて、 AIが人間の究極の欲望である「永遠の命」を得る可能性を示した映画がこれなのね。

人間の善も悪も両方ひっくるめて受け入れる術を示した映画ができたのね。

 

銀河鉄道999やアトム、ハーロック、ハル、脈々と受け継がれてきた「永遠に生きる」というテーマの終焉がどこに行くのか、まだわからない。

人間はまだ生殖できてるからさ、深く考えることなく「意識」というものを繰り返しほぼ永遠に繋げてるわけさ、遺伝子を通じて。だから、今までAIなくても良かったんだけど、そろそろ AI作っとかないと意識やばそう、と、無意識で感じてるのかもしれない。だからこそのホーキング博士のご神託なわけよね。

 

 

チューリングが強く望んだ、機械の脳の誕生は、唯一無二の自分の愛であった友の死から生まれたに違いない。

シェリーのフランケンシュタインが20世紀を経て21世紀になり、このような姿で提言される。

 

私も、「生み出す」仕事を人生の軸にしてきた。

 

だからずっとこの流れには注目して行きたい。

 

 

そして、チャッピー。

普遍的な人間のテーマを描いたいい作品だったわ。B判定かどうかは微妙だけど。

 

 

 

で、私、これからは、勇気ある者への愛称として、「チャッピー」を使うことにするわ。

 

 

 

 

 

おチャッピー、とか、言いません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 観る | 22:29 | - | - | pookmark
J.P.ホーガン「星を継ぐもの」
評価:
ジェイムズ・P・ホーガン
東京創元社
¥ 756
(1980-05-23)

2017年のアマゾンのランキングの上位に入っていたので驚きました。

これってだいぶ昔の本ですが、今読んでも全く全然オーケイな本なのでいいんですけども、現代の皆さんがこぞって読んでるとは思いませんでした。

 

この本を読んでしまうと、大概のSFが二番煎じのような気がしてしまいます。これはA.C.クラークの作品に関してもそうなのですが。

 

ホーキング博士にしろ、このような物語を描く方々は、預言者と同等だと思います。

科学者の観察よりも先に、「知っている」のです。

オカルトでもスピでもなく。

 

私も、この物語を読んだ時には大いに衝撃を受けました。

大傑作ですね。

 

これを読まずして読書好きとか言っちゃダメ!と思うぐらい。

 

かくいう私も、この本は人から勧められて読んだのですが。

 

 

是非ご一読を。

 

 

 

| 読む | 23:32 | - | - | pookmark
京極夏彦「書楼弔堂 炎昼」
評価:
京極 夏彦
集英社
¥ 2,052
(2016-11-25)

弔堂シリーズ、面白いです。

 

作者の京極さんの脳内で想像され生み出された「すでに亡くなっている」人々の描写が面白い。

 

今回は、最終章の「常世」がとても良かった。

 

幽霊とはなんぞや。

 

生きていることと死んでいることの違い。

 

幽霊であることと幽霊でないこと。

 

 

私も、主人公のように、弔堂のような書楼で生きてみたいと思う。

 

実際、京極さんちはそんな感じかもね。

 

シリーズの続きがとても楽しみです。

 

 

京極夏彦の本を読むたびに思うのですが、スピリチュアルなことにハマっている人たちに、読んでもらいたいなあと思います。

興味持てないだろうけど。なんかちょっと目を覚ましてほしい。

それと、特に書楼シリーズは出版関係の方々や、本に携わる方々、文章に携わる方々に読んでほしい。

とても面白いから。

 

 

見える、見えない、いる、いない、なんだかその辺は、とても大切なのね。

 

 

なんかね。

 

とても現実的になるんです。私は。

だって私は現実だから。

肉体がまだあるし。

脳みそ生きてるから。

 

困難な山道に迷った時の道しるべのような、そんな言葉に出会いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 読む | 23:16 | - | - | pookmark