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朝、昼、夕に、
この時期、五月上旬からの毎日は、朝,昼、夕に庭に出て、虫取りをするのです。

薔薇の蕾みがたくさんつきはじめたり、木の芽が出たり,それと同時に、その小さな希望を食い漁る虫共が大量にでるから。

毎年毎年この時期はそう。
庭にいる時間が長くなる。
日焼けして、顔がかゆくなる。


薔薇の蕾みのみに集中する虫を殺さないとならない。
心苦しくて悲しくなるのだけれど、あたしは薔薇の花を咲かせるために一年中気を使ってる。
その最後の仕上げがこの虫取り。
主に、ゾウムシとヒメコガネ、チュウレンジバチ。
そして今年は、蛾の幼虫が過去最大に大量発生してて、毎日これだけ殺生している自分を責めつつ、必死に虫をつぶしてる。
そうしなければ蕾みの9割が喰われてしまうの!!


特に毎年被害が甚大なのは、セシル・ブルナー。この小さな花が咲く蔓薔薇の蕾みだけが特に狙われる。
農薬は一切使わないから虫がでるのは仕方ない。
森に囲まれてるから薬まいたって虫が消えるわけがない。
私は農家ではないから農薬は使わない。
だから、虫を手で取る、という、一般の方々から見れば強烈なやりかたで被害を食い止めないとならない。


この作業も後少し。
夏も虫が多いけど、冬を越えて、春になり、一斉に咲く薔薇を待ちわびていたからこそ、虫をとる。
春の薔薇が終われば、あとは自然に任せる。


ゴールデンウィークの喧騒がおさまった頃に咲き出す我家の薔薇。
本当に楽しみ。

毎年一番に咲くのはこのオールドブラッシュチャイナ。
昨日から咲き始めました。

| ガーデン | 21:02 | - | - | pookmark
モリッシーのライブにいけなかった友だちへ
モリシー、今あなたはどこにいるの。



モリシーのライブ、観に行けなかったわ。
そもそも、チケットをとる気にもなれなかった。
病気がち、引きこもり、人が大勢集まるところに行くとパニックになる、山奥に住んでる、金もない、そもそも生きてるだけで精一杯の人が、どうやって出かけられるっていうの。

来日が決まってからは悶絶だった。
気が変になりそうなぐらい、モリシーのことを思ったわ。
たしか、息子を産む前に、モリシーのコンサートに行ったのよ、グラジオラスを持ってね。
だからもう,10数年前の出来事だったのよ、あれから,再びまみえる日をずっとずっと思い描いてたわ。
素敵なモリシーと兄貴たちに会える日を。


でもね、ライブはね、いつも苦しむの。
自分だけのモリシーが皆のモリシーになるでしょ。
だいたい、モリシーの世界を愛しているのに、どうして皆と一緒に踊っちゃったり、仲良く一緒に歌っちゃったり出来るんだろうか,数時間も立ちっぱなしで飛んだりはねたりさ、この人たちはなんなんだろうか、と、しらっとしちゃうんだ、嫌な自分、不穏な自分、そしてものすごく不安定になる。

大好きなモリシー、大好きなスミス、大好きな曲、それを間近に浴びるエクスタシー、それだけでライブ会場へ出向く理由があるわ、どんなに病気でどんなに貧乏でも!

それでも、行けなかった、あたしは行けなかった、そして,行けなかった友だちがたくさん,今このブログを読んでるんだ。


・・・・・・あまりの悲しさにさ、ライブ会場で燃え尽くした奴らはみんな呪われろ、って、呪文となえたくなるよ。
そして呪いは自分にも。


モリシー及びスミスは負け犬的、って、いまだに言う人たちがいるんだよね、それを飯の種にしたりして。腹立つわ。
たしかに、人生が明るいだなんて全く言ってないわよ。
聴いてる連中もまあ,おおよそしみったれてる現実に身動きとれないでいると思う。
でも、モリシー自身はちっとも負けてないと思うの、彼自身がなんと思っていようが、彼はまるでクレオパトラのように崇められる瞬間を知っている。少なくとも数時間、彼は愛される。そして彼はそうなることを何よりも望んでいる,自分がマリア・カラスのようになることに全力を注いでいる。

彼の歌を愛して、彼に尽くす人生をあたしは送ってきたって言い切れる。
スミスの歌から始まって、あたしは子供から大人に目覚める瞬間をスミスに支えてもらってきたのよ、つまり、モリシーの世界観に、あたしは染まってる。
彼を信奉していることに対して,たとえ,世界中、彼を追いかけて,収入のすべてを彼のライブに注ぎ込み、彼の一挙一動を監視していなくとも、モリシーへのシンパシーは誰にもひけをとらない自信がある。

それでも。

こんどの来日に、あたしは喜ぶことが出来ずに、ただただため息をついて、彼が今日本に来てることを忘れようと努力したわ。

行けないもんは行けないの。

なんでかって?


年とってマッチョになったモリシーを見たくないから?
毎度お馴染みに飽きたから?
モリシーに膝まづき、汗と涙にまみれている「ヘルシーな」人達を見たくないから?
自分の人生に倦んでるから?
自分が年をとって怠惰になったから?
病気だから?
1万円のチケット代を捻出できなかったから?

なんでだろうね、あたしは最初っから、ライブを諦めてた、その本当の理由が自分にもよくわからない。



一番の理由はなんだろう、それはやっぱり、生活、つまり,現実だったんだろうか。

毎日まっすぐ前を見て、誰かのために生きる、そうしていないと崖から落ちてしまいそうな気がする。

モリシーは美しい蝶々みたいな存在、蝶を見かけたら、じっと飛び去るのを眺めているよりほかないのよ。
それ故に、彼は勝者の歌を歌っているのよ。
だからこそ、だからこそ・・・・



・・・・・・・・さて、今夜はどのナンバーを聴こうか・・・・・。







| 考える | 22:46 | - | - | pookmark
風の吹く夜



今日が春一番って日でもよかったんじゃない?

そんな風の強い一日。
この時間になってもまだ吹いてる。

アクアラインは通れるかしら、電車は動いてくれるかしら、って、世知辛いことつい考えてしまうけれど、

電気を消して,北の窓をあけて、森から吹いて来る風を感じてみる。

もう、冬の風じゃない。呼吸をするのにちょうどいい温度の風。
明日降る雨を連れて来る雨、乾いてなくて、でも湿気てない風。

一日疲れて、アドレナリンで煮えたような顔と頭を冷やしてくれる。


じっと、暗闇にいると、目が暗闇に慣れて、ぼんやりとした輪郭が現れて来る。

自分の影がうつるガラス窓、揺れる木々や葉っぱ。


毎回吹く風によって変わる音。
山の向うで唸る風。



明日もいい日かしら。
そんなことわからない。
でも、ここにあるあたしの大切な風が、きっとあたしの心の底を守ってくれるだろう。





| ガーデン | 23:40 | - | - | pookmark
チャールズ・ブコウスキー「町でいちばんの美女」
ブコウスキーをはじめて読んだのがこの本。

すごく引き込まれて、自分もブコウスキーになりたかったと思ってしまった。
でも、屠殺場では働けないだろうから、すぐさま憧れは消したけど。


駄目な人間の、ほぼ私小説というのは、一度一般にウケてしまうと、その作家は駄目な人間じゃなくなるとおもうの。
駄目人間が、日の目を浴びるまでの日々のなんとむごいことか、ほんとうに身にしみるわよ。
人は、ここまで駄目な人がいるんだって知ると、喝采を送る。
駄目人間は作品を「商業的に」残すことで、駄目人間ではなくなる。いくらその人自身が、自分は駄目人間だと思い続けていたとしても。
でも人々はいつまでも、駄目な作家を求める。そして決して駄目な作品は求めない。
そこでまた駄目人間はどんどん駄目になる機会を得る。


最近芥川賞をもらった男性も、ひどく駄目っぷりが注目されていたけど、彼の一番身近にいたお母様は、そんなに駄目だと思っていなかったみたいね。
駄目の基準て、わからないわ。

駄目な人が書いた文学を好むってのは、どういう理由なんでしょうね。
きっと誰もが、自分の中途半端さに嫌気がさしていて、そして、誰も知らない暗闇で才能を輝かせている人に自分をうつすのかしら。


ブコウスキーのような物語が紡げる人間になりたいとは今でも思う。
彼の物語の世界観が好きだし、彼の物語の風景が大好きだ。

駄目人間は他者が見えなくなればなるほど、駄目度が上がる気がする。
他者への眼差しを得たとき、日の光が彼等に差すのだろう。

人間の世界の、小さな場所に、世界のすべてがあることを教えてくれるのはいつも駄目人間だ。
良くも悪くも。
| 読む | 22:09 | - | - | pookmark
レディオヘッド「KID A」
評価:
レディオヘッド
EMIミュージック・ジャパン
¥ 2,043
(2000-09-27)

このごろ、雨止まないわね。

夜に運転してるの、照明が途切れた山道を走ってるの、雨や霧が深いとそりゃ恐ろしいわよ。
でも、そんな時こそ、音楽がものすごく体に滲みて来る。


キッドA、レディオヘッドのアルバムの中でもかなり好きな方。
アルバムは全部大好きだけれど、暗闇の森の中を疾走しながら効くとね、ものすごいわ。

いい音楽は聞く場面を選ばないけれど。
例えば、誰もいない農道をひた走って、青空にぽっかり浮かぶ雲を見ながら聞くのもいいわよ。

体の底のほうがね、ぎゅううっっと絞られる感じがするのよ。
緊張感がすごくあってね。
このアルバムは,大好きだな。

で、明日からレディオヘッドのアルバムを順番に車で聞くことにしたの。
楽しいだろうな。
運転は嫌いだし、疲れてるし、気持ちを確かにするために、正気を失わないための大切なナビになるわね。
| 聴く | 21:04 | - | - | pookmark
画像更新
ホームページの画像を更新しました。
新しい絵を4枚ほど。

http://www.bigcatssleep.com/
左枠下のリンクMIE UCHIDA HOMEPAGEからも行けます。


忙しい毎日だけれど、個展を開きたいです。
チャンスが欲しい。
| ホームページのごあんない | 23:18 | - | - | pookmark
花のない節句
今年は桃の花を飾れないお節句をむかえました。
桃の花、身近なお店に置いてなかったの。
もともともっと遅くに咲くのが自然なものだから、しょうがないことなのだけど。


水仙がようやく咲き始めて、山の梅もちらほら咲き始めた。
フキノトウはどうやらご近所さんに採られてしまったらしく、蕾みがもげた様子のものばかり。
ただ、薔薇の芽が日々太ってきているのが慰め。

ウグイスも蛙も啼いてる。

一日一日、日の光が恋しい。



| 考える | 23:42 | - | - | pookmark
夏目漱石「草枕」
評価:
夏目 漱石
岩波書店
¥ 483
(1990-04-16)

このごろ忙しいです。

本を読む暇もない。
何かを考える暇もない。
ゆっくり眠る余裕がない。
画像を見たくても目がしょぼしょぼで堪え難い。

でも、創作意欲だけが高まってるだけって、なんか、おかしいわね。


そんなこんな疲労困憊の日々ですが、突然,夏目漱石の「草枕」が読み返したくなった。
出だしの最初の1文だけで打ちのめされて、ひたすら惹き付けられる物語。
グールドが愛していた物語。

漱石の他の物語はあんまり読まないし、ピンと来なかったけど,これだけは別格。
この物語を集中して読み干したい。

そんなひとときが強烈にほしいけれど、そんな欲求を覚えると狼狽えて倒れてしまいそうなので、ここで夢想しておくだけにする。




| 読む | 23:18 | - | - | pookmark
横尾忠則さん
横尾忠則さんのツイッターが面白い。

あたしはツイッターやってないんだけど、読むだけは読んでる。

若い学生が言葉を駆使して作品を語ることに不快感を覚える横尾氏。
ほんとうに、画家が何を喋るのか?
それが現代美術なのか?
阿呆くさ。
あたしも作品の前ではどれだけ喋らないようにするかを最も心がけている。
それはもうずっと前から、あたしは,横尾さんのように有名じゃないから、喋らないと駄目だよ、って言われるけど、それでも喋りたくない。
ツイッターやブログでは喋るけど、自分の絵の解説なんかしたくない。
見たまんま、そのまま受けとめてもらえればそれが一番いい。


アーティストはなにやってもいいんだろう、って発想が貧弱だ。
喋るのもアートなら、眉毛の刺青もアートになる世の中だ。


喋るな,画家よ。
喋る時は自分の絵から離れよ。

コンセプトなんて言葉がいまだに好きになれないや・・・
| 考える | 20:31 | - | - | pookmark
もももも、もりっし〜〜〜


オラ、身が引き裂かれそうで、まいにちため息ばかり・・・・
行くなら川崎だな・・・・ぶつぶつ・・・・
| - | 20:24 | - | - | pookmark