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ワンピース91巻

 

 

エーズぐん!・!・!

 

 

オラわよ、(グスっ)オラは、ここんとこ余裕ない人生でよ、(グスグスっ)世間のおねいさんがたのお部屋ばあんまし訪問でぎながったがらよ(涙涙)

ネタバレってながっだだよね。

 

だがらよ、もうよ、びっくりしちまってよ(グスン)

 

エースを待ってた娘っ子がいだなんてよ(泣くよ、なぐしかねえよ)

 

 

はあ、なんだがよ、90、91巻とよ、なんか怒涛だわ、ばあさん、息も絶え絶えだわよ。

 

 

なんか、ルフィ太郎も大人な表情するしよ、なんか、オラよ、感慨深いよ。

 

はあ面白すぎてよ、オラ、何度も読み返すよ、今回は

 

 

すごいよ。

 

 

インペルダウンの穴がどうやってできたかとかさ、もう、穴掘る能力とかさ、もう、おダッチ、ババア責めだな、くううっ!

 

モーリー!愛してるぜ!

 

 

あちし、ワンピースが終わるまで絶対死にません。

 

 

誓う!何度でも!!

 

(海賊王に!おれはなる!!)

 

 

そうだ、

 

 

しのぶ!

 

 

愛してるよ!

 

 

トモダチ!!

 

 

 

 

あと、お菊男子説に希望として1票な。

 

 

 

 

よろしく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 読む | 21:53 | - | - | pookmark
radiohead sulk 1995 新宿

 

 

今から23年ぐらい前になるのね。

 

その頃私、新宿が生活拠点だったのよ。

 

でもこのライブには行ってない。

 

すぐそばに居たんだけど。

 

バカよね。

 

後悔したって取り返せないのが時間だけども。

 

お友達は行ってたのよ。

 

トムさん出待ちして、サインしてもらって、ちっちゃくて可愛かったし、かっこよかったしって、その友達、結婚してないわ、それは正しい選択でもあるわ。

 

 

23年よ、本当に、生きて行く気力が日に日に・・・・

 

 

でも、こういうのを見て元気出すのよ。

すんごい素敵な映像を見て元気出すのよ。

明日も生きるのよ。

 

 

 

 

| 観る | 21:41 | - | - | pookmark
ジョン・レノン「ジョンの魂」

 

 

 

このブログでこのアルバムを紹介してなかったんて不覚。

長くやってると記憶が不覚になってくるわね。

 

ジョン・レノンのこのアルバムはハードコアよ。

 

本当に、このアルバムの叫びはどんな音楽よりも痛烈だと思うし、今この時代の音楽にもひたすら影響を与え続けていると思う。

けれど。

狂気によって殺害されてしまったために、狂気の人々が作るこの世界でどれだけのミュージシャンがそのことに気づいているだろうか。

 

 

とりわけ、motherとisolation、godの3曲は素晴らしい。

 

音楽は人を喜ばせて元気づける。

生きる意味や希望を与える。

そういう意味ではこのアルバムは聴いていると死んでしまいたくなる。

ジョンがどのように殺されたかと思うとさらに。

ついでに言えば、ジョンを殺した男がまだぬけぬけと釈放を求めているこの世界に。

 

狂気はどこまでのさばるのだろうか。

 

狂気の歴史を生み出したものが未だに神聖なものとして崇められている。

 

苦しみにもがく時、それは狂気によってもたらされたものであり、自分は狂気の犠牲者だと、大声で言えるだろうか。

そんなこと言ってみて、誰が受け入れてくれるだろうか。

 

 

ジョンはそれをやったのだ。

 

 

もちろんジョンは美しく明るい曲を作ったし、人々の希望になるような歌も歌った。

でも私はこのアルバムが、彼のアーティストとしての目覚めの記念の1枚であり、アーティストというものを超えて、人として賢者となった一瞬を捉えたものだと思ってる。

 

 

だからこそ、ジョンが死んだ後の歌がさらに美しく、生きる力を与えるものになったのではないかと思うの。

 

 

 

 

 

 

| - | 21:58 | - | - | pookmark
thom york unmade

 

サスペリアと言ったら私の子ども時代のトラウマですよ。

おっかなかったですよ、テレビで見たCMが。

 

だからなんでトムさんサスペリアなのよ、映画見られないじゃん、と憤ったので、サントラで我慢しようと。

 

 

美しい曲ですよ、この曲は。

 

歌詞は、いつものごとく勝手に解釈して一人で泣いてますが。

 

でも、だいたい、こういった洋楽の翻訳ってどれもドンピシャな感じしないわよね。

みんな自分の思い思いに解釈してるんだと思う。

その辺りを冷静に解釈してくれる人はあんまりいないと思う。

 

私は英文学科とかで勉強したわけじゃありませんからあんまり威張れたもんじゃないのですけど、

 

勝手に翻訳してものすごく泣いたわけですよ。

特に最後のセンテンスで。

 

この曲は死にゆく人が聞きたい言葉なんじゃないかしら。

死にゆく人、死んでしまいたい人が望む言葉なんじゃないでしょうか。

そして安らかに、その翼のもとに向かえる言葉なんじゃないかしら。

 

すごく、美しい。

 

 

トムはなんて美しい曲を書くんでしょうね。

そして美しく歌うんでしょうね。

 

サスペリアに関するインタヴューとかも見ましたけど、笑い方がグへへへへ!って感じだったりするんですけど。

インタヴューの終わりに、インタヴュアーから

「今、幸せですか?」

と、問われ、一瞬ひるんだトムさんですが、

もごもごしながら、

まあね、あなたは?

と切り返してました。

で、仕事をしてる時は幸せだし、今も幸せ、って答えてました。

 

インタヴュアーは、ありがとう、トム、って言ってましたが、

 

私も、ありがとう、って言葉しかないです。

 

 

 

大きな喪失を受けたことのない人、

幸せがなんだかわからず、失うこともしたことない人って、結構いる気がする。

 

本当に耐え忍んでいる人は、孤独にしてると思う。

誰かに会いに行ったり、人の集まるところに行ったりしないと思う。

何かを人々と語り合ったりしないと思う。

癒し、とか、変わろう!とか、受け入れよう、とか、全てオーケー、とか、ポジティブとか前向きとか、

 

そんなのクソくらえだわって、思っているか、何も思っていないか。

 

 

芸術家になれてよかった。

私のアイデンティティが芸術家でよかった。

だから私は耐えて、生きている。

その時が来ても慌てない。

 

 

ああ、サスペリアムね、死にゆく物語なのよね、そうなのよ。

 

 

 

 

 

"Unmade"
(from "Suspiria (Music For The Luca Guadagnino Film)" soundtrack)
 

Come under my wings, little bird
Come under my wings, little bird
Come under my wings

Unmade, unmade
I swear that there's nothing up my sleeves
And then back again
I swear there's nothing
Unmade

There's no faces
Won't grow back again
Broken pieces
Unmade

I swear there's nothing
Won't grow back again
I swear there's nothing
Come under my wings
Come under my wings
Come under my wings
Under my wings
We're unmade


 

 

 

| 聴く | 18:39 | - | - | pookmark
映画「2001年宇宙の旅」「2010年宇宙の旅」

 

 

これはまた2010年よりも先のお話が続いてるんですけども、とりあえず最近この映画を2本続けて鑑賞したので。

 

もう何度目か知りませんけどね、本当に、観ますね。

 

 

今から数十年前に見たときには、ぼんやりと、ああ、これは真実かもしれない、と思いながら生命としての宇宙を漠然と感じていたのですが、この頃は、もう、このストーリーは真実かもしれんと確信してます。

 

 

南極に手ェ出すな、ってハッシュタグが巷に出回ってたりするんですが、そのハッシュタグの持つ意味のほかに私が思うのは南極にモノリスがあるんだということ。掘っちゃダメよ!電波が木星に行っちゃうよ!

それはそれでまあいいけど!

 

 

地球温暖化はもちろん炭素のせいも大いにあると思うけど、地球、今内部がホットになってると思うよ。

 

太陽は活動が弱まって、電磁波バリバリに地球に降り注いでて、地軸、というか、磁場が随分変わってきてる。

 

 

私たち人間が誕生して数千年だけど、その間は人間に適した時代だっただけで、これからは変わる。

 

この映画の中では、宇宙の生命体による慈悲において、木星が二つ目の太陽となり、地球の人間にその恩恵を利用せよと言う。

 

地球に夜がなくなる、というところで終わっている。

 

今、木星を始め、少なくともこの太陽系の惑星に変化が起こっているのは、観測者ならご存知の通り。

何も、宇宙人と交信しなくたって望遠鏡覗けばいいのよ、私たちはすべてとつながっている。

 

 

 

先日、友人とフェルメールの話をしていて思ったのだけど、

 

フェルメールが今の人々に大人気なのは、フェルメールがあの絵を描いてから数百年経ったからだと思うのね。

現代人がようやく彼の光のコントラストについて感覚的に理解を示し、共感できるようになったから、その理由は科学技術の進歩によるカメラの普及によるものだったりする。

 

私の絵も、数百年後の人が見れば科学的に証明できる現象を描いているのだとわかってもらえるかもしれない。

 

ああ、飽きるわね、その長い年月、飽きるわ。

 

 

 

アーサー・c・クラークという人も、ホーキング博士も、宇宙の真理を知るのと引き換えに肉体がこの惑星に適さなくなる状態になってしまった。

 

そう思うとね、私、私の好きなミュージシャンたちはその肉体から美しいものを生み出してくれて、本当に素晴らしいと思うわ。

別に宇宙の真理とは関係なく、好きなようにその真理に身を任せているわけだから。

バッハなんて、本当に神の音楽だものね。

 

 

私も聞きたい、神の音を絵にしたい。

 

 

 

 

そういう、クリエイティブなガッツを蘇らせてくれるキューブリック他の皆様に感謝して、鑑賞を終えました。

 

 

 

 

 

| 観る | 19:12 | - | - | pookmark
素敵な夢

 

このブログを始めてから、月に一度も更新しないということはありませんでした。

 

全国、おそらく約3名のファンの皆様、私生きております。

 

 

先日、死んだ両親と兄、死んだ猫2匹が、今はもう無くなった私の子供の頃の子供部屋に勢ぞろいして、私に向かって微笑んでいるという夢を見ました。

 

目覚めて、非常に体調が悪かったので、ついにお迎えが来たのだと思いましたよ。

 

 

 

 

現実でないものが見たくて夢を見て

現実にないものを夢に見て

現実にないものが現れて

目覚めて魂が肉体に戻る時

死んでいるのか私はと思う

 

 

 

とりあえずまだ死ねないので生きていますが、こんなことがしょっちゅう続くのであるとすると、しんどいです。

 

 

 

とりあえず、ラミ・マレックのフレディーを見ないと死ねないかも。

その他いろいろと楽しみがあるのでそれ全部見終わってからかな。

 

 

 

| 考える | 18:55 | - | - | pookmark
ワンピース90巻

 

 

表紙を見たとき、一瞬、巻数が間違ってね?

と思いましたよ、だって、メンバーがさ、みんな過去の登場人物だったからさ。

なんかルフィも昔のルフィの顔っぽかったし。

 

なんだかワクワクさせられる巻だったわよね。

 

久しぶりにカマバッカ王国だったし、「もう、ダンスィ〜〜!」でやられたし。

 

やられたわよ、をだっちカマキャラうますぎ。

 

あ、差別じゃないからこれ、蔑視じゃないからこれ、愛だから。

 

 

あとまあ、あたくしの一番愛するシャンクスがご登場でね、まあ事前に知っておりましたから、素敵にお腐れになっているお姐さんたちのおかげでいろいろと困っておりませんけども、まあ、そのおかげさまでシャンクス出てきても過呼吸にならずに済みましたわ、まあ、一度泣いてますけど。

 

本当、ひとつなぎを感じる巻だったわよね。

 

と、長年の読者であるババアにため息つかせてると思ったら、ヴァナタ、ワノ国よ。

 

どうなっちゃうのかしらね。

 

小さなお友達はこのノリについてこられるかしら。

 

あたくしは時代劇で育ちましたからね、ネタは全部お見通しでござんすよ。

だからこそおもしろく読めましたけれども。

小さなお友達は時代劇チャンネルとか日本映画チャンネルとか、小池一夫とかでしっかりお勉強なさるといいわ。

間違ってもウーツーブなんかをちゃらっと見ておけばいいかなんてことしちゃダメ。

 

をだっちだって、内心そう思ってるかもよ、これ面白いんだからさー!!って気持ちがないと、こんなの描いてないでしょ。

 

でも、おロビが「ごむたいな〜〜〜〜!」とか叫びながらよろよろと帯引っ張られて倒れ込むとか、そういうのやめてね、女性蔑視だから、叱られるよ。

 

 

今日、歯医者に行ったのですけど、待合室にWJがあるんですよ。

あたくしは現在コミック派になってるので、なるべく遠ざけているのですが、2回ぐらい手を伸ばして引っ込めて、じっと背表紙睨んでって繰り返してしまい、受付のおねいさんはきっとあたくしを哀れんだのではないかと。

 

 

 

 

オタクって悲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 読む | 23:23 | - | - | pookmark
福岡伸一「動的平衡」

今を生きる人なら知っておくべき生命のことは全てここにある気がします。

 

福岡先生の動的平衡。

 

この本が出版されたのは今から十年ぐらい前になるのでしょうか。

 

 

人体の成り立ちが流動的な状態によってできていること。

 

この科学的事実を知ってしまったこの方は、きっと、目に見えない哲学へ向かってゆくと感じたのですが、今現在、そんな感じになっているようです。

 

サイババが昔言ってたことで、「牛を食べたらその人は牛になる」というのを思い出しますね。

食べたものが自分と入れ替わっている、ということなんですから。

サイババ、まだ生きてらっしゃるのかしら。

でも、そういう食べたもので自分が出来上がるって、日本人も昔はそう思ってた人多いわよね。

 

 

科学者と芸術家は同じものを見ているんですね。

宗教家やスピリチュアリズムやってる人たちと確実に違うことは、観察を徹底的にしているということだと思います。

 

感覚〜、とか、そんな気がするー、とか、そう言われたからそう感じる〜、とか、そういうんじゃなくてね。

あくまでも実証した上で落とすんですね。それを他人と分かちあおうという感覚より、こうだったんだよー、と告げるのみ、ってのが違うのかな。

 

そして提示したものが次へ行くことを、第3者に確信させるようなものであるのです。

 

 

そんで、そんなことを人生だとすると、次第に目に見えないものへと、どうしても傾いてくるのです。

そういう意味では音楽家の方が健全かしらね。

 

これは人間が生まれてからずっと持っている課題で、しかもそれは観察をし続け実証し続け失望を繰り返し自信や確証などに怯えつつも絶対的な体感を得ている人間のみに与えられた課題であり、苦行なのです。

脳の機能的にスイッチがコントロールできなくなってしまっている状態の方々も、ある意味同じ状態ですが、彼らとの違いは、この世で自分の意思でもって状況をコントロールしつつ生きている、ということぐらいです。

 

 

 

 

福岡先生や養老先生は、伝えるのがお上手です。

もう、伝道師並みに。

でもあんまし、世間様は彼らとは関わりがないみたい。

 

特にもう、生殖医療とか移植医療とか、どないなってんね、ってへんな関西弁をつぶやきたくなるような状況です。

 

あなたたち狂牛病のこと忘れてんねん?

フランケンシュタインの原作読んでください。

 

あたくしも脳内はかなり喧嘩っ早いもんで、時々その勢いで脳内で全て終わらせてしまってるんですけど、

福島の原発事故以前からずっと、ものごごろついた時からずっと、

この惑星の自浄力というものを信頼していました。

 

あくまでも、この地球です。

 

人間などは、海岸に流れ着いた藻のようなものかもしれません。

 

 

福岡先生はこれから伝えることをメインにされてゆくのでしょう。

人生の後始末をなさってるような感覚になります。

私もそろそろそういう歳です。

自分の人生の落とし前をつける時期なんじゃないかと、身震いしています。

 

とかなんとか言いつつ、来年の私は私じゃない。

どうなるのかわからない。

80まで生きたら何を描けばいいんだろう?

 

 

せめて食べるものは生き生きとしたものにしたい・・・・

普段死に死にしてますので・・・・

 

浅漬け作って一晩仕込んで、明日の朝食にしましょう・・・・・

 

 

 

 

| 読む | 23:02 | - | - | pookmark
beirut 「The flying club cup」

 

 

まずは音と画像を見ながらどうぞ。

 

 

ここ数年の私の魂の喪失感は埋めようもなく、日々更新されて行きます。

 

今日は夕方、愛猫を動物病院へ連れて行きました。

空は分厚い雨雲と、彼方の青空と白い積乱雲、さらにその向こうの白い雲、と、幾層にも分れたこの頃よく見る複雑な空でした。

分厚い雨雲は一直線に空の画面に境界線を作っており、その境界線と重なるところから光の筋がまるでカーテンのように地上に降り注いでいました。

 

雲が何に見えるかというのはその人の主観なのですが、あまりにも何かに似ていると捉えすぎるのではないでしょうか。

そのように捉えると、人類の脳は進化しないと思います。

 

ただただその、やや気違い染みた空模様を視界に入れながら、車を運転します。

そんな美しい光を数え切れないほどの電線が引き裂いているのが耐えきれず、途中で見るのをやめました。

電線、クソです。

 

飼い猫は大人しくカゴに入っていました。

じっと聖なるお顔でこれから訪れるであろう悪い予感に耐えていました。

 

私は届いたばかりのこの音楽を聴きながら、暗黒雲と青い大気と、人間の欲望の象徴である黒い電線と、光の筋をかき分けるように車を走らせました。

頭上にはカオス、横に怪我したでかいオス猫、アクセルとブレーキを交互に踏む私の足、何もかもバランスを失いかけているような気がした夕方。

 

 

このベイルートの音楽にも、最初から喪失感が漂っています。

このElephantgunという曲もすごく好きなんですけど、手の届かない感がすごいのね。


 

死んでしまいそうだから生きたいと願う、そんな音楽がbeirutの音楽だと思う。

ここ数ヶ月聞いてる音楽はどれもそんなものばかりだ。

 

死にたいとか、死のうとか、そんなんではなく、消えてしまいたい、でも、それもやってはいけない、というより、何もかもに対して気力が保てない、思考が散る、まるで波にもまれて息が吸えないような。

 

 

 

私の血肉が枯れるのはいつだろうか。

 

 

 

その前に一度、レバノン、ベイルートに行ってみたい。

 

遠く遠くに旅してみたい・・・・・

 

 

 

 

この音楽が街の片隅で流れているような、そんな場所へ行きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 聴く | 21:18 | - | - | pookmark
矢部太郎「大家さんと僕」

 

 

普段はこのようなタレント本みたいなのは読まないのですが、ご縁があって読まざるをえなくなり、読みました。

随分と胸を打たれた本になりました。

 

 

以下は全て私の妄想でございますので悪しからず。

ネタバレ含みます。

 

 

 

矢部さんは芸人として充分成功されている方だと思います。

すり減ってきた、と、ご自身は申していらっしゃいますが、それは、ご活躍を続けてこられたからです。

芸人として、バイトもせず生きられているということは成功しているのですよ。

才能があった証拠です。

ブリーフ一丁で飛んでいる姿は幾度かお見かけしました。

このまま死んでしまうんじゃないかという緊張感を与えてくれる芸人さんとして、画面に出てくればいつも見てしまっていましたよ。

 

語学も気象予報士も、馬鹿では会得できません。

彼の口から出る自尊心の無い言動は、他人から見れば才能ある人がもっと努力しようともがいている姿にしか見えませんでした。

 

 

大家さんはこの年代におられるであろうエレガンスのあるお方でしたね。

私も85歳ぐらいの方とお話しするのは楽しいです。

 

矢部さんとは精神的な恋人だったのですよね。

大家さんのはるか昔の結婚相手は画家だったそうですね。

残された作品から見るに、日本画家でしょうか。

その他にも絵が多かったという大家さんのお部屋。

大家さんはきっと、才能ある人がお好きだったのだと思います。

才能ある人を支え、自分もその才能に貢献しうる人生を送りたいと願った方なのではないでしょうか。

お金にお困りの様子はなかったようですので、戦前戦後を裕福に生き抜いた、日本のインテリ階級の方だったのですね。

その頃の方々の文化への希求は、21世紀の日本人には失われているもののような気がします。

まあ、戦争という暴力によって、強者への憧れこそが豊かさをもたらしたというのがここ数十年の日本だったのかもしれませんが。

じゃあその前に戻れるのかというとそれは無理です。

大家さんが生き返らないのと同じく、過去は戻らないのです。

大家さんは人生の最後に、自分の人生を華やかにしてくれる存在に出会えたのだと思います。

死の間際に出会えた矢部さん、すごくよかったんじゃないかしら。

 

矢部さんは優しい方であることは間違いがないのでしょう。

人と違うということは創造する人の特性です、それがなければ他者の共感を得るものは作れないでしょう。

矢部さんは今、喪失感に埋もれていることでしょう。

あなたが売れっ子芸人だったら悲しみに埋もれる暇はないでしょう。

悲しみに埋もれる時間が作れなかった芸術家は死にます。

どうかその喪失感を我が物にして欲しいです。

 

 

90歳近い女性の手のひら、柔らかく乾き、温かみのある手のひら、年寄りの手のひら、手をつないでみて欲しい、多くの人に望んでいます。

特に、肉体的な接触を好まない人種は、いつの間にか冷え切ってしまいますよ。

 

 

矢部さんは大家さんが亡くなるまで創作されていたのですよね。

多くの人が続きを待っていることでしょう。

最後のメガネを取った大家さんと矢部さんのツーショット?が泣けます。

かなり。

だって、まだまだお別れなんて、考えもしなかったんでしょ、矢部さんはこの絵を描いた時。

じゃなかったらこんな絵は描けませんよ。

永遠に一緒だったんですよあの時きっと。

 

 

 

矢部さん、あなたは幸せを知りました、何事かを成し遂げました、羨ましいです。

大家さんも最後の最後に、お幸せだったのではないでしょうか。

 

 


では、ごきげんよう。

 

 

 

 

 

| 読む | 20:42 | - | - | pookmark