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絢爛たる屍
評価:
ポピー・Z. ブライト
文藝春秋
---
(2003-06)

もう一度読み返してみて、これは事細かにレヴューしてもしょうがないな、あたしの稚拙な文章では紹介しきれないパワーがあると思ったの。
それにネタバレはなし。


文庫の帯には、スプラッタパンク・ホラーなどという、付け焼き刃な文句がついていたけど、たしかに、グロテスクなのが苦手な人にはとても薦められないかも。


物語の序文にはこうある。

「1994年の、連続殺人犯ジェフリー・ダーマーの解剖報告によれば、検死官達は解剖中も彼の手足に枷をはめていたとのことだが、「この男への恐怖はそれほどのものだった」と、病理学者であるロバート・ハンティングトンは述べている」

とある。
ジェフリーにインスパイアされている様子。
すごい妄想力。

柿沼瑛子女史のあとがきによると、アメリカを代表するゲイの猟奇連続殺人鬼であり死体性愛者のジェフリー・ダーマーと、同じくイギリスを代表するシリアル・キラーのデニス・ニルセンを結婚させたような、物語。
そんじょそこらのスラッシュとは雲泥の差よ。極まってるから。


ブライト女史の愛する音楽、ナイン・インチ・ネイルズの曲がアイコンのように登場し、物語を彩っている。ヴォーカルのトレント・レズナーはゴス・プリンスとして愛されているらしい。スネイプ教授によく似てる。


主な登場人物を紹介すると、

アンドリュー・コンプトン・・・・・・・わたし 脱走した快楽殺人鬼
ジェイ・バーン・・・・・・・・・・・・富豪 本名ライサンダー・バーン・ジュニア
トラン・ヴィン・・・・・・・・・・・・ヴェトナム移民の青年
ルーク・ランサム・・・・・・・・・・・トランの恋人 作家


そして、冒頭の文章はこうだ。

「人は時としてこの世が頭上に課した重荷を支えるのにうんざりしてしまうことがある。肩はがっくりと落ち、脊椎は無様に曲がり、筋肉は疲労に痙攣する。救いの望みは次第に消えていく。やがて人は,重荷を振り捨てるべきか、折れやすい秋の小枝のごとく、その首がポキンと折れるまでそれに耐えるべきかを決めなければならなくなるのだ。33歳も終ろうとしていたころの私の人生がちょうどそんな状況だった。」

なぜ彼がこうなったのかと言えば、彼=わたしは1977〜1988年の間に23人の若者を殺し罪に服役していたから。
彼は殺した男の子たちを回想する。
だいたいが貧しい、パンクロックが好きだったりする不良少年達だ。
泊まる家もなく、パキスタン製のヘロインでラリっている、ホモ嫌いのホモだったり。
彼らとのセックス描写や殺害描写(たとえば男の子が履いていたドクター・マーチンのブーツのヒモで首をしめるとか)が、唸るように滑らかに描かれてゆく。
同じくグロテスクなアナルセックス描写で思い出すのが花村萬月なのだが、あのおっさんはおっさんの目でしか描いていないのでちっとも共感できない。おっさんの遊びにはつきあってられない。でも、ブライト女史のはとてもぞくぞくと共感しながら読めるのはなぜだろうか。
同性で良かったとこの時は思うね。
共感というのは、殺人や死体解体といった物語に共感するのではなく、彼女の表現したい感性に共感するの。
それに、柿沼女史のあとがきと、滝本誠氏の解説を読み比べて欲しい。
ブライト女史の物語は、男には到底理解できない出来ないんだな,キワモノ扱いにしか出来ないんだなと、哀れに思ってくる。
でも、ブライト作品は男性にも支持されているので、たまたまこの滝本さんが気の毒な人だっただけかもしれないけど、男性同士のセックス描写が優れていると思わせるのはだいたい女性作家の描写なんだよな。

ブライト女史の情報は彼女の個人のホームページで読む他あまりお目にかかれない。(ホームページではおかっぱ頭のきゃわゆい写真があったりする)ウィキペディアにも載ってない。翻訳は「ロストソウルズ」とこの2作だけ。
翻訳されていないものではこのほかに何作かあり、ほとんどが男性同性愛の物語、つまりわかりやすく言えばBLなんだろうけど、ぜんぜんBLじゃないから。
あと、コートニー・ラブの自叙伝を「お仕事」で引き受けている。

タイトルにもあるように、リアリティのある死体描写だったり猟奇的なセックスだったりするものが、あまりにもきらびやかなのが魅力だ。
映画化はきっとされないと思う、だって現実の方が醜いのだから。小説の楽しみは作家の脳内の妄想を共有する事だ。

アン・ライスを継ぐゴシックホラー(ミステリーでもある)作家と歌われているけどまさに。
またあとがきから、彼女の言葉。
「自分の作品をはたしてホラーと呼ぶべきなのかどうかわからないわ。私は昔ながらの善と悪の戦いには興味がないの。私はその中間のグレイゾーンを、まだ探検されていない中間地帯を,フリークスや追放者の物語を書く事に興味がある。彼らの物語を彼らの視点からか書く事。彼らがいかに私たちと異なっていて、それ故に疎外され,罰せられ、滅ぼされなくてはならないかではなくてね。」

彼女はまさに、メアリー・シェリーの子孫といってもいいかもしれない。
産まれなかったもの、暗闇を蠢くものの代弁者、そして言葉を話せなかったフランケンシュタインに言葉を持たせる作業と思えなくもない。

洋書では結構な数の本が買えます。のんびり英文を読む日々があたしにもどってくるといいのだけど。
一日も早く翻訳されて欲しいものだ。
もちろん、柿沼女史以外の翻訳は望んでいませんよ!

ゴシックというものの歴史をまさに受け継いで、西洋の暗闇を見せてくれる,希有な作家です。
幸いまだ絶版にはなっていません。ぜひご一読を。
ゴスたるものの何なのかがここに集約されています。
| 読む | 22:48 | - | - | pookmark
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