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鶴田静 「サクラと小さな丘の生きものがたり」

鶴田静さんの、ファンタジー小説です。

優れたファンタジーが持つ、力強いメッセージ性と哲学が込められた物語です。

 

小さな丘に住む夫婦と、彼らを取り巻く森と生きものたちの日々が語られます。

夫婦と動物たち、植物たちが語り合い、心を通わせ、物語は語られていきます。

 

私はてっきり児童書だとばかり思っていましたが、最初の数ページで涙が止まらなくなり、全部読み終わるのに随分時間がかかりました。

 

鶴田静さんは房総に居を構え、本当の意味でのナチュラリストである方です。

数々のベジタリアン料理の本を始め、ベジタリアンの研究の執筆など、たくさんの書籍を発表してこられた方です。

第一回日本ベジタリアン大賞を受賞された、現在日本における唯一無二のベジタリアニズムの第一人者です。

授賞式の模様はこちらから。

http://vegefes.com/vegetarianaward/awardwinnerreport02072016/

 

ベジタリアニズムというのは、健康のためのものではないと私は考えています。

ベジタリアンであることは、真に平和主義者であり、政治的であることを意味していると思います。

アワードでは他に様々に活動をしておられる方が表彰されていましたが、やはり健康増進の方向性を感じさせる仕事が選ばれていたように思います。

 

 

さて、物語を読んで感じたことに戻ります。

ここからはややネタバレです。

 

 

 

3月11日の震災にまつわるストーリーだとは知らずに読みましたが、読み進めるとどんどんその影が迫ってきます。

まるで桃源郷のように美しい小さな丘に差す影。

私たちの日常には今、どれぐらいその影が覆っているでしょうか。

気にしなければ気にしないで済む程度になっていませんか。

 

私たちは、日々を幸せに過ごせればいいのです。

朝、目覚め、仕事をし、食事をし、仲間や家族と笑い合う、それが一番の幸せだと思うでしょう。

一人孤独に生きていたとしても、日々やるべきことを果たすことで、孤独ながらも生きることに喜びを見出せるのです。

 

でも、影を追いやることができなかったらどうでしょう。

怯え、恐れ、苦しみに満ちた日々でしょう。

だからなるべく思い出さないように、やり過ごすのです。

 

光と影のバランスが大事です。

放射能は漏れ続け、止めることができないでいるのに、やれミサイルが飛んできた、貧しく若い奴らは戦えと世間は言います。

闇を忘れ光も消すような行為が目に付きます。

良いとは思えません。

 

帰るべき故郷を失うことが人生を失うに等しいと感じる人々が、未だに苦しみ続けている。

自分の命より大切だと思っていた子供を失い、それでもなお生き続けることの苦痛から逃れることができないままでいる。

人間の悲しみは自分が人間であり続ける限り、避けられない。

そもそも肉体という檻の中に魂が閉じ込められているのが人間。

理想に生きるのは難しい、そもそもアンバランスな存在なのです。

 

そしていつの間にか、避けられないことを避けて行き、ゆがんでくる。

その方が「楽だと感じる」からだ。

暗闇はどんどん濃さを増し、人間にのしかかってくる。

 

 

芸術家は闇と光を持たねばならいと私は思っているので、闇を消したり光を消したりはしないで生きてきた。

これは簡単なことではなく、時に耐えがたい。

 

 

目を見開けば影が覆うこの世界に生きる私たち。

この物語の世界観で生きてみたらどうだろうか?

この物語のような世界に自分は生きられると考えてみたらどうだろうか?

 

 

この物語の登場人物である夫婦の、自然と共に、優しい心を持ったまま生き続ける姿のそばに、同じ生き物である動物や植物が、夫妻の思っている以上に彼らに心を寄せて生きている様子が描き出されている。

この夫婦が願っている以上に、自然は彼らに寄り添い、叶えられなかった夢を叶えてくれる。

自然であることが、超自然を引き寄せ、私たちに神の掌を垣間見せてくれる。

 

この物語の登場人物は、深い悲しみを乗り越えたところにいます。

乗り越えようとしているのではなく、一旦乗り越えたのです。

多くの物語は、乗り越えたところで終わります。

そこから先は読者の問題として放たれて終わる場合が多いのですが、この物語はその後があるのです。

乗り越えた先に何があるのか。

人それぞれなのでしょうか?

私はそれは等しく、平等に、同じものが訪れるのではないかと感じます。

慈愛と言えば良いのでしょうか。

穏やか何かが訪れるのだと思います。

 

 

でも、それを見つけるのは容易ではないかもしれません。

だからこそ、見つけられていなければ、乗り越えたと言えないのではないでしょうか。

 

 

この物語の最後の2章、「虹を越えて海へ」「幻の再会 生きる力」は、とても美しい世界です。

可愛い子犬たちが出てくるのですが、本当に愛らしい。

彼らのおかげで最後まで読みきれた気がします。

 

鶴田静さんの文体は優しく、愛情に溢れている。

そしていつも、力強いメッセージにあふれてる。

彼女の表現の源である「自然と共に生きる」というメッセージ。

自然と共に生きるしか救われる術はないことを、人はもっと意識すべきだと思う。

 

 

 

私はこの物語に出てくる言葉一つ一つに心を揺さぶられて、ページごとに涙が出てしまった。

すぐにこうしてレヴューもできないほど、心が動揺し、涙に溢れてしまった。

こんなふうになったら、体力気力が充実した時でないと、言葉がででこない。

この物語を読み終えて数ヶ月、ようやく向き合えた。

それほど、深い情感を呼び覚ます物語だった。

 

苦悩や悲しみよりも、笑顔や愛が私を泣かせるのである。

この理不尽な世界では、人々は愛で団結することができない。

爆弾で(戦いで)しか手を繋げない。

そんな世界で愛を持つことが、私を泣かせるのだ。

 

 

 

| 読む | 15:30 | - | - | pookmark
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