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高村薫「我らが少女A」

 

久しぶりの高村薫。

 

タイトルでまずびっくり、我らが少女Aですよ。中森明菜やサカキバラが浮かんだあなたも昭和生まれね。

そんで、合田雄一郎シリーズでまた息あがりましたよ。

高村薫が合田を、ってことだけで、ムホッ!と紅潮しますよ。

 

基本的に連載中の小説は読みませんから、ひとまとめになってからです。

なので、これが描かれた2017年と、2020年の今とは社会感覚のタイムラグああります。

ほんの数年ですが、2017年とはなんだったのか、令和に変わる直前の不穏な静けさが、この小説の中にはあったと思います。

2019年は芸術と変態について世間様が賑わいましたね、みんなー、少女A読んでるー?!とワクワクしちゃいましたよ。

全体的には平成の総括。

世田谷一家殺害事件も想起させます。

あの事件もこうだったんだじゃないかな、って気がしました。

 

相変わらずゴリゴリの角ばった文でした。高村薫以外の何物でもない角ばり。

 

 

以下は少々ネタバレです。

高村氏へ宛てての私信という形でいきます。

長い文が読めない人はお引取りを。

 

 

 

 

*****************************

 

 

 

高村さん

 

今回の小説は、コラージュでしたね。

コラージュとは主観を持たない意識外の既成のもので構成されたものです。

目にしたもので気になったものを、元々あった場所から切り取り、同じように切り取られた存在と一緒に重ね合わせ、視点を持った者の無意識の意識をひとまとめにしたものです。

現代美術の誕生から始まった手法であり、絵画のみならず音楽でも使われています。坂本龍一さんも最近見た映画で、大々的にサンプル採集を行っていました。

クラブのDJが大変な人気でもって大金と尊敬を集めていますが、所詮彼らもコラージュしているだけで、オリジナリティと言うよりも編集し直しているのみです。

現代芸術の世界ではもはや新しく生まれ出ずるオリジナリティーなど誰も信じておらず、誰も求めていないのです。

解釈、文脈、と言った言葉でそれらは表現され、納得しあう鑑賞方法が楽しまれているのです。

私たちの脳も記憶の焼き直しで生存しているのです。

私たちは常に、リプリント、re-printをして生きているのです。

 

 

ちなみに、現代芸術の領域以外では、中年以降の時間とお金を持て余した女性たちにコラージュが人気です。

彼女たちはそれを恥も外聞もなくアートと呼び、ただ者でない誰かになりたいと「お気に入り探し」に熱中し、お気に入りの塊を披露しています。手っ取り早く自己承認欲求を叶えてくれるもののようです。

 

私は「我らが少女 A」を読みだした時、一抹の不安を感じました。

もしやもしや高村さんもコラージュおばさんに成り果ててしまったのかと。

 

 

しかし、この文学的コラージュには、合田雄一郎がいたのです。

 

合田は紛れもなく高村さんのオリジナルであり、高村薫という誰もコピーできない一人の人間が生み出した生きた存在であり高村さんの分身です。

その合田がいるだけで、このコラージュ作品は「現代文学作品」として光り輝くのです。

人間の残虐性というゴミのようなコラージュの寄せ集めの中から、匿名の作家ではなく、高村薫という作家をあぶり出すのです。

本屋さんのおすすめ文として、合田シリーズが初めてでも大丈夫!と失笑を禁じえないものをよく見かけましたが、合田シリーズ読んでた方がいいですよ、でなかったらしっちゃかめっちゃかですよ。わけわかんないですよ。

 

 

新聞での連載というところからしてコラージュになってしまうのは当たり前だったとして、さらにその連載中に355枚のイラストや写真がついたっていうのは面白いですね。

高村さんは美術が好きなのですね、というより、見ること、が好きなのだと思います。

 

 

それにしても、高村さんは、観察魔ですね。

それゆえにフィクション臭がついて回ります。もともと小説はフィクションなのだから何を言っているのか、と自分を恥じますが。

例えば会田誠と会田誠好きの変態男の描き方など、高村さんが本物の変態だったらあのように描かないだろうと思います。

ましてや、加納さんにサド小説の表紙になったあの絵をお気に入りと言わせてしまうのは、変態の何がしかを理解しているというより、観察の結果として加納に言わしめているとしか思えません。

加納に勝手な妄想を抱いていた私にはかなり受け入れられない部分です。

しかし変態、つまり、人の本性、とは決して他人には受け入れられないという事実を改めて突きつけられ、再び己の未熟さを恥じました。

はなっからエンターテイメントを求めてはいけない作品だったのです。

 

それと、あの美術教師だった殺された婆さん。

あの人の描写にはかなりリアリズムを感じました。

若い頃から美術教師として社会生活を営み、60過ぎまで画壇の世界に生きてきた女の性というか。やり直してるんですよね、絵描きとしての人生を。多分、自分の絵というものを描いてこなかった絵描きですよ、あの人は。

はっきり言って今時毎朝写生に行くのはかなり珍しい人です。

そういう人は、自分の人生をあきらめないためだけにそんなことをするのです。

戸外で写生をすることを日課とし、それを高尚なる行為と思える人は思考が20世紀初頭の方、つまり、人生50年絵を描いていたとしても、日本に入ってきた西洋美術の歴史を最初っからやり直してることであるのです。

それを60過ぎて必要とするというのは正直絶望です。

心身が衰えている自覚があるにもかかわらず、芸術を、人生を、やり直さなければならない女の冷酷さと絶望をよく描かれていたと思います。

 

 

一部のレヴューではADHDの頭の中をよく描いていたなというのもありましたが、実際あんな人はいっぱいいるんですよね。

買春おじさん、売春少女、シングルマザー、殺人者、被害者、愛を知らない母親、どれも見事に同列に描いていて、これはもはや小説じゃないよ、と思いながら読んでました。

意図しない何かを待ちわびる世界。

吉祥寺や野川周辺がディストピアにしか見えなくなってくる。

それにしてもなぜ木更津?君津中央病院?イオン朝日?

野川周辺は高村さんの思い出の地であるのは理解できるけど、なぜ木更津?

高村さんも海ほたるを潜ってみたかっただけなんでしょうか。

 

 

 

そして読後に感じたのは、私の絵画制作もまた、高村さんの今回の小説における表現と同じだな、と。

僭越ながら思ったのです。

私の絵は抽象画です。

コラージュではありませんが、観察記録、それゆえの記憶の表現です。

 

 

こういう作品ですが、さあ、あなたはどう感じましたか?

こんな風ですけど、あなたはどう生きてどうこの絵を見たのですか?

この絵を見たあなたがこの絵を作るのです、この絵の存在はあなたの感じたことから出来上がっているのです、という問いです。

あなたは誰ですか、今このわけのわからない漠然とした表層に対峙し、感じているものは何ですか、それは私と分かち合えるものですか?

 

私はいつもこのことを制作の根底に置いています。

そうです、私も何を隠そう、観察魔なのですよ。

観察し抜いてそれを一つの画面に収め、そこに答えを持ちこまない。

そして私の分身であるものがそこにあるとすれば、私しか描けない形や色なのです。

 

そして、そのことに何ら気づきを得られなかった鑑賞者は、

 

 

まなし

ちなし

みなし

 

と蔑むのでしょう。

 

 

 

やれやれ。

 

 

こうやって思索の世界を羽ばたかせてくれる高村作品に深くため息をつきつつ、次回こそは合田雄一郎のエンターテイメントが読みたい、読ませて欲しい、読んでから死にたい、と思っています。

どうぞよろしくお願いします。

短編でいいんです。

アホでもいいんです。

ネコを抱っこして溶けた顔をしながら書いたやつでいいんです。

夢を見させてください、現実の中にある夢を。

私ももうすぐあの世へ逝ってしまいます、もう何年も待てません。

 

いつまでもあなたの読者です。

待ってます。

 

 

 

敬具

 

 

 

 

 

 

 

 

| 読む | 21:36 | - | - | pookmark
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